がんは初期の段階では自覚症状が全くなく、痛みなどの症状が出てきた時にはかなり進行しているため治療するのに時間がかかります。また中には手遅れで手術も出来ない場合や他に転移している場合もあります。しかし早期発見した場合にはがん細胞を切除する範囲も少なくてすみ、転移もほとんどありません。がん検診はがんを見つけるための検診で、毎年健康診断を受けているという人の場合でもがんは発見されない事が多いのでがん検診を受けておくことは大切です。
検診は一次と二次に分かれており、まず一次検診を受けその段階でがんになっている可能性があるのなら二次検査である精密検査を受ける事になります。一次検診の段階でがんの徴候がなければ検査はそこで終了になります。特に胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんは、検査方法が確立されているため、初期の段階で発見しやすくしかも治療を受ければ治る確率が高い事が知られています。またタバコを吸っている人に多いのが肺がんで日本人がなるがんのうちで死亡率がトップとなっています。
本人がタバコを吸っているだけではなく受動喫煙でも発症するリスクが高くなります。早期のうちに発見すると8割の人が治るようになっており、咳や痰などがでるといった症状がないうちでも検診を受けておいたほうが良いでしょう。がん検診は国や自治体が行なっている集団検診のほかにも、個人で医療機関で受けることもできます。がんは早期発見がなにより大切なので、積極的に受診する事が大切です。