腱鞘炎は手や指の使い過ぎが原因ですから、まずは患部を休ませてあげることは治療の基本になります。治療を受けていてもそれまでと同じように手や指を酷使していると治るものも治らなくなり、慢性化してしまったりさらに痛みがましたり関節が曲げづらくなってしまうなど症状がひどくなってしまう可能性があるので、まずは安静にして休ませてあげるようにしましょう。痛みがひどい時はクリームの鎮痛剤を塗ったり湿布を貼ったりといった処置をします。痛みがひどい時は市販の薬ではなく病院で診察を受け薬を処方してもらうのが腱鞘炎を早く治すことにつながります。
腱鞘炎は動かすと痛みがひどくなるので、動きを制限してくれるサポーターやテーピングを利用すると症状の悪化や痛みを抑えてくれる効果が期待できます。腱鞘炎の治療では動かさないように安静にするのが大切になりますが、完全に固定してしまってまったく動かさなくしてしまうと、今度は患部の周囲の筋肉がこり固まってしまいそれが腱を圧迫してしまうことがあります。そうなるとまた痛みがひどくなってしまいますので、ある程度痛みがひいてきたら無理のない程度に手や指のストレッチをしてあげると回復を早めることにつながる場合があります。その他にも電気療法やステロイド注射、最終的な手段として手術をするいう方法がありますが、そこまでひどくなる前に病院で治療を受けたり安静にするなどの対処をするようにしましょう。